毒親

「毒親」の子どもたちへの本の「いい親は死んだ親」を読んでみた


正社員時代に、うつ病になってしまって、退職してから、知ってしまった、毒親と言う言葉・・・。同居している母親との関係は親子共依存であり、アダルトチルドレンであったことを図書館の数冊の本を読んで知ることができました。

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僕は一人っ子で、小学生の時に両親が離婚しました。父親は浮気相手と再婚して今も余生を送っています。精神科医である斎藤学さんの「「毒親」の子どもたちへ」の本を改めて読んでみることにしました。

 

 

僕より元気に生きている母親

いい親は死んだ親

 

前略

 

私は、今まで見たことないようなヘンな症状を持った患者さんの話を聞くことを仕事にしているので、たいていの「毒親」には驚きません。シェアリングの場で、こんなことを言ったりします。
「また毒親か、今日はこれで3人目だよ。ちょっと聞くけど、ろくな親に恵まれた人なんている?親ってバカですよ、誰も。いらたぬ親だらけ。いたる親ってみたことある?」
すると、ときにこんな発言をする人もいます。
「みなさんのお話を聞いていると、ずいぶんひどい親ばかりのようですが、私の母はマリア様のような人でした」
それを聞いた私が「そのお母さん、もう亡くなっていますよね」と問うと、「はぁ、どうしてわかったんですか?」と目を丸くします。「みなさんの中で、聖母のような素晴らしいお母さんがいる人は手をあげて。その母は死にかけているか、すでに死んでいますよね」と聞くと、たいてい当たります。父親の場合も同様です。
これは当たり前のことで、まだ実際に生きていて付き合っている親が、そうそう素晴らしいわけがありません。死んでしまったからこそ、子どもの頭の中で理想化しているのです。
また、「うちの親は理想的な親だった」と言う人に限って、その親を痛めつけていたということもよくあります。

 

引用元:斎藤学. 「毒親」の子どもたちへ. メタモル出版, 2015, 184P

 

僕の母親は、生きていますが、理想化してしまっています。「うちの母親は理想的な親」だと言う幻想を抱いています。それ以上に、過度に親子共依存になって、僕の自立を許さない・・・。いつまで経っても、自分の元から離さない。僕にお見合いの話がきても、突っぱねて、相手と会うことすら許さない・・・。僕の部屋に勝手に入ってきて、僕の布団で勝手に寝る。僕のクローゼットに母親の衣類を勝手に収納してしまう・・・。

 

自分たちの部屋以外の共有スペースも母親の私物ばかりで、僕の物を置くことを許さない・・・。いろいろ、細かいことを思い出すと、苛立ちばかりなのですが、その苛立ちを横に置いておいてしまい、「うちの母親は理想的な親」だと片づけてしまっていました。その方が、気持ちが楽だからかも知れません。

 

また、なんだかんだ一緒に住み続けてしまっているので、居心地が悪くても、肉親の親子と言うつながりの元、離れることもできないから、そういった諦めの心から本質的な事を見失い「うちの母親は理想的な親」だと片づけているのかも知れません。

過干渉、統制型の親 × ケダモノのような親 × 無視親

「毒親」と非難される4タイプ

 

前略

 

[①過干渉、統制型の親]

過干渉&コントロール、統制型の親---これが最も訴えの多いタイプです。
例えば、宿題の絵をかいていたらお母さんが走ってきて、「こんなんじゃダメよ!」と奪い取って自分で描いてしまう。文化祭のために子どもが一生懸命作った看板を見にきて、「私だったら、もっといいアイデアがあったのに」とのたまうような親もいます。
「あれをしなさい、こうしなさい」と何でも先回り、先回りして指示をされ、家に帰っても学校の先生がいるみたいで窮屈だった「うちの家系はみんな東大か一ツ橋だから、どっちかに入りなさい」と言われ続けてきたなどというのも多い。

 

[②無視親]
子どもに関心を向けすぎる過干渉親とは正反対に、子どもにまったく目を向けない放任タイプの親もいて、これが無視親です。本来、親がすべき日常的な身辺の世話まで放棄するケースもあり、「ネグレスト」と言われることもあります。
そこまでいかないまでも、以下のような訴えはよくあるものです。
「身体の弱い妹ばかりに目を向けて、私はかまってもらえなかった」
「跡取りのお兄ちゃんばかりを大事にして、私はいつも無視された」

 

[③ケダモノのような親]

子どもに性的虐待をくわえたり、なぐったりけったり、ベランダに放り出されたり、罵声を浴びせたりするなど、心身の健康、ときには生命にもかかわるような暴力をふるうのが、ケダモノのような親です。

 

[④病気の親]
もうひとつ、精神障害を持った親というタイプがあります。
例えば、双極性障害の母親。躁のときに派手な男性関係を持って妊娠し、出産時はうつで子どもに声をかけることもできない。子どもが物心つく頃には躁になって遊びまわって弟や妹を産んで、産後はまたうつになって自殺してしまったとします。このような親のもとに生まれた子どもたちには、できる限りの支援と保護が必要です。しかし、精神病を持った親もまた周囲の適切な支援と保護が必要な患者です。

 

引用元:斎藤学. 「毒親」の子どもたちへ. メタモル出版, 2015, 184P

 

僕の母親は、6割くらい①過干渉、統制型の親 × 2割くらい③ケダモノのような親 残りの2割くらい②無視親を混ぜたようなタイプです。僕のやることなすことに、「いいね!」って言われたことはありません。必ず、母親のオプションがついてきてしまいます。そうしないと、母親は自分の存在を無視されたように感じてしまうのか、僕のやることなすことに、すべて自分の存在を入れ込んできました。

 

僕としては、自分の個性を発揮したこだわりのある物を作り続けたいのですが、母親はそれを許さないのです。僕の部屋も本当は、いらないものだらけで、廃棄したいものばかりで埋め尽くされているのですが、母親は、僕のいらないものを

 

「もったいないから、捨てるな!」

 

と、言って、僕にとってはゴミ同然の存在に囲まれた自室で過ごし続けてきました。

 

③ケダモノのような親については、直接、殴られたことありませんが、僕のゲーム機やゲームソフト、僕のおもちゃを、外に投げつけてしまうことがありました。僕は、自分のおもちゃを、破壊された時は、すごく悲しい思いをしました。母親はまるで、狂ったように、僕のおもちゃを窓を開けて、外に投げ出すのです。また、母親の言うことを聞かないたびに、罵声を浴びせられたりしてきました。

 

罵声を浴びせられて、罵声で返すと、②無視親に変化します。僕に、一切口を聞かなくなって、3日間くらい僕の食事を作らなくなったり、洗濯物をしなくなったりされてしまいます。母親は自分の都合どおりにならないと、僕の存在を徹底的に痛めつけてきました。僕は、母親のご機嫌取りの生き方を選ぶしか、自宅で過ごすことができないので、僕の名義である持ち家もただのストレスの環境でしかありませんでした。

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仕事が終わっても、持ち家の前の公園で夜空を見ながら、また携帯電話を見ながら、自分の心を落ち着けてから、持ち家に戻ると言うことを繰り返してきました。仕事もストレスなのに、自宅もストレスの場になってしまって、睡眠もほとんど満足に取ることができませんでした。殺される夢を見たり、悪夢を見たりして、一日に3時間から4時間くらいしか寝ることができませんでした。

 

住宅ローンを借り入れた半年後に無職になった時も、母親からの援助はありませんでした。援助がなかったので、銀行カードローンやクレジットカードで生活をしのぐしかありませんでした。母親は自分の使う分だけお金を使って、僕は、住宅ローンと母親と二人の生活費全般を押し付けられてきました。

 

本来であれば、父親の役割なのに、母親の子どもである僕に経済的な責任を押し付けられて生きてきました。僕は、いろんな意味で納得できないまま、借金を重ね続けてきました。そして、うつ病になってしまって、借金が滞納してしまい、自己破産へと追い詰められてしまいました。

僕の持ち家で起こっている、AC、アダルトチルドレンを振り返ってみて

ACの原点と共依存

 

前略

 

[不誠実]
自己評価が低いため、本来の自分の判断を否定したり、隠したりしてしまいます。自分の感情にも不誠実で、たとえ居心地が悪くても、その感情を否認。自尊心に乏しいため、他人からの批判を極度に恐れます。

 

[自己責任の放棄]
本当は暴力的な夫から離れたいと思っていても、他人からの批判を恐れるため、離れられません。「私がこうしたいから」「私がこう思うから」ではなく、「あの人がどう思うか」「きっとあの人が許さないだろうから」。自分が決め、行動したことの結果を負うことから逃げている。自分で責任をとることを放棄しています。

 

[支配の幻想]
共依存的人間関係は、支配する者と支配される者の関係です。そんな居心地の悪い人間関係に耐えている共依存者は、周囲にも"他者への配慮"を求めます。「私の世話を受けているあなたは、それに感謝し、少々問題があっても表面に出さず、自分の支配下にいなければならない」というわけです。

 

[自他の区別の曖昧さ]
他人の感情と自分の感情をはっきり区別することができません。相手が少しでも不機嫌そうな表情をすると、自分が何か悪いことをしたのではないかと不安になります。また、自分の愛する者がほかの人に魅かれると、もう自分は見捨てられると感じてしまう。ですから、共依存者は自分から逃げられないように、世話をすることで相手への支配を求めます。

 

引用元:斎藤学. 「毒親」の子どもたちへ. メタモル出版, 2015, 184P

 

ACの略である、アダルトチルドレン、についてです。

 

[自己責任の放棄]
僕は自己評価が低いです。会社で自分の評価を書くアンケートみたいなのを受けたことがあります。僕は、すべて、自分の存在そのものが、会社にとって、お荷物な存在であることを書いてしまった事があります。すると、上司から、

 

「そんなに、自分の評価を低くしてどうする?ちっともそんなことないぞ!もっと、自分に自信を持って!ちゃんと、真面目に仕事してくれているから、こっちとしては助かっているだぞ!」

 

と、上司から言われたことがあります。何だか、こんなことしか書けない自分に情けなさ、虚しさを感じたことがあります。

 

[自己責任の放棄]
僕は基本的に責任を取る覚悟がない人間だと感じています。いつも逃げてばかりいるような気がします。営業の仕事で、部署の管理者を任せると上司に言われた時、断りました。

 

自分には自信がないし、そんなたくさんの人たちの管理や指導などできません。と、逃げたことがありました。本当は、管理者の仕事をしたい気持ちはあったのですが、自己評価が極端に低い自分であることと、もし、自分の責任で売上を落としてしまったら、会社を辞めないといけないと言うのが怖くて、引き受けることができませんでした。

 

そのようにして、平社員のまま仕事を続けて、せこせこと、借金を返済し続けてきました。管理者になったら、全員の売り上げの数%のインセンティブが入るので、売り上げが上がれば、給料も倍以上にいただけるのですが、それより、会社に寄生してしまう道を選んでしまいました。僕は、いつまで経っても、成長から逃げてしまう情けない人間だと感じてしまっています。

 

[支配の幻想]

母親には、

 

「あんたが、借金していること、部屋が散らかっていること、など、家の事情のことは、誰にも相談するな!」

 

と、言われ続けてきました。また、友だちを自宅に呼ぶことも許されませんでした。

 

僕の名義の持ち家で僕が住宅ローンを支払って、僕の自宅なのに、母親が僕の持ち家を徹底的に支配されてきました。友達が来た時は、近所の公園でお話するだけで、友達には不憫な思いをさせてしまい続けてきました。本当は、自分の現状を知ってもらって、どのようにしたら、今の支配から抜け出せるか、相談したい気持ちが積もり積もっていたのですが、何事もないようにいつも振る舞っていました。母親に見えない支配、見える形での支配を受けながら、過ごし続けてきました。

 

[自他の区別の曖昧さ]
僕は、言い合い、争いごとを避けたい人間です。相手が怒り口調になったり、意見が違うことで、言い合いになりそうになったら、相手の言うことに同意する方向に話を進めてしまいます。僕は、本当は、こう思っているのに・・・。こうしたらいいのに・・・。と、いう事を言わずに、相手の言うことが正しい、僕の考え方は間違っていると言う感じで、相手の言うことに同意し続ける人生を送ってきました。毒親に支配され続けてきたスーパーマザコンの典型的なパターンなのかも知れません。

毒親に支配され続けてきた結果、僕はうつ病になってしまい、心身ともに、死んでしまって、自己破産することによって持ち家を失い、いつ死んでしまっても仕方ない・・・、もう孤独死してしまうんだと思って、暗い未来ばかりを想像してしまいながら、生き続けています。毒親に育てられて、心からよかったと思えたことはありません。

 

父親は結婚相手である母親を毒親と見抜いたから、浮気相手である人生のパートナーを見つけ出して、出ていってしまって、再婚してしまったように感じます。離婚した後、父親と何度も会って話したことがありますが、父親に母親のことを聞くと、母親の愚痴しか言われませんでした。むしろ、父親は母親に対して怒りをあらわにしていました。

 

父親は母親と血のつながっていない他人だから、思い切った行動ができたように感じますが、僕は母親と血のつながった肉親なので、母親の支配から抜け出すことが出来ずに、うつ病になってしまい、無職になってしまい、借金を滞納してしまうようになり、自己破産することになってしまいました。自己破産しても母親は、ただ、引っ越しするだけで済むので、僕は、母親の失態も背負う形を取らざるを得なくなりました。毒親によって、人生で大きな痛手を負うことになりました。

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大福天喜

慢性的な借金体質です。1000万円以上の借金を背負い続けて、うつ病と診断されてしまいました。40代で自己破産してしまった体験談ブログを書いています。

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