弁護士に依頼して金融機関からの催促の電話や封書が届かなくなった時の話

正社員時代に、産業医から精神内科を受診するように言われて、会社近くの精神内科に軽い気持ちで受診しました。そうして、薬をもらって通院を続けているうちに、うつ病と診断されてしまいました。そうして、会社を休職することになりました。
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休職している最中、自宅待機状態で、うつ病の薬を飲む日々でした。ところが、精神状態がますますひどくなってきてしまい、会社で働くことなどできる状態でなくなりました。会社と話し合って結果的に退職するようになりました。
退職後、無職になりましたが、傷病手当金が支給されていました。ところが、傷病手当金の支給がなくなってからは、無収入になってしまい、借り入れしていた住宅ローン、銀行カードローン、クレジットカードの返済ができなくなりました。返済できなくなってから、銀行やカード会社から矢のような電話や封書が次々と届くようになりました。
「どうしても借金を返せなくなったら読む本」を読んでいて、そうした出来事を思い出してしまったエピソードがあったので、共有させていただく意味で書いていきます。
取立てされている間は、生き地獄・・・
弁護士に頼めば、業者の取立てはなくなるのか
「受任通知」を受ければ貸金業者からの取立てはない
本書の大前提にもなっている問題ですが、弁護士でなくても破産申立をすることは可能です。ですから、わざわざ弁護士に委任して破産の申立をすることが無意味なように思えますが、そうでない理由の一つとして、貸金業者からの取立てについての問題が挙げられます。
弁護士が依頼者から破産の代理申立を受任すると、着手後まず最初に、依頼者が借入れをしている貸金業者に対し、依頼者から債務の処理に関する権限を委任された旨の受任通知を発送します。
この受任通知を受け取った後は、業者は依頼者に対し食説取立てをすることがなくなります。
引用元:山崎法律事務所. どうしても借金を返せなくなったら読む本. 中経出版, 2003, 207P
うつ病になってしまい、会社を退職することになりました。その後、無収入になってしまい、借金が返済できなくなりました。取立ては、1日に10本以上の電話の着信がありました。封書も何通も届くようになりました。
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取立ての電話、封書を受け取りまくっている期間は、苦しかったです。本当に、どうなってしまうのか、どうされてしまうのか、もう、わけがわからない状態になりました。住宅ローン、銀行カードローン、クレジットカードの借金が1000万円以上ありました。電話にも出ることが恐くて出ませんでしたし、封書に書かれていることにも応じませんでした。
すると、住宅ローン、銀行カードローンを借り入れている銀行からは、「一括請求されるようになります」と通知の内容が厳しい内容になってきました。クレジットカードの会社からは、電話の本数は多いのですが、保証会社から一括請求する旨の通知は来ませんでした。元々、自己破産することを弁護士と相談していたのですが、同居している母親がいつまで経っても反対をされ続けていました。
住宅ローン、銀行カードローン、クレジットカードの借金のすべては、僕の名義なので、母親の同意は必要ないと言えば、必要ないのですが、母親の気持ちを無視して強引に自己破産に踏み切ってしまうと、後で恨まれたりして、何をされてしまうか、わからないと感じていました。
母親に自己破産の同意を得るまでの期間は実に3年以上は経過していた・・・
そういうこともあって、母親の同意を得れるまで、弁護士に住宅ローン、銀行カードローンを借り入れている銀行やカード会社への支払をストップするアクションを依頼しませんでした。
ようやく、母親の同意を得れたころには、もう、電話の着信もほとんどなく、封書もあまり届かなくなり、激しい台風や嵐が過ぎ去った後のような感じのタイミングで自己破産することの母親の同意を得ることができたので、弁護士に自己破産の手続きをお願いすることになりました。
そうして、住宅ローン、銀行カードローン、クレジットカードの借金をしている銀行やカード会社に弁護士から請求をストップしていただくことになりました。その後、借入している金融機関から完全に電話の着信がなくなり、封書も届かなくなりました。弁護士に債務整理の依頼するまでが、非常に疲れましたが、何とか自己破産を少しずつ進めることができました。
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